雨でも枯れ木に咲かそうティッシュの花 〜2005.09.28〜
 
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【2009.05.26 Tuesday 】 author : スポンサードリンク
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AM11:00
まず最初に言いたいのは、この物語は風俗の御話である。


もうあれは何年も前、そして冬のある日のことだった。


電車に乗った僕はいつもと違う周りの空気を感じていた。


こんにちは、桃忍者です。


そもそもなぜ僕が電車に乗っているかといえば


ズバリ風俗に向かうためである。


真昼間から電車に乗り、風俗へと向かう人間、


どう好意的に考えても





駄目人間である。


そんな駄目忍者が電車に乗ったところ、ふと周りの異変に気づく。


なんとほとんどの女性乗客が、紙袋のような物を持っているのである。


「あれはなんだろう・・・」


そう思っていると、近くの女性同士が何か会話しているのが聞こえた。


娘1 「今日の夕方に○○君と会って、これ渡すんだ〜」


娘2 「本命っていいよね、あたしなんて義理ばっかだよ」



桃 「・・・」





拙者ウカツなり!


そうか!今日は2月14日・・・


つまりバレンタインデーではないか!?


なんてことだ、僕はなんてことなんだ。



バレンタインにチョコを貰えないどころか


風俗に行こうとしているとは、なんたる醜態!


実をいうと僕の中には


「やってはいけないランキング」というものがある。


ちなみに第1位がクリスマスに風俗に行く。


そして第2位がバレンタインに風俗に行くなのだ。



要するに年を明けてまだ一ヶ月ちょっとなのにも関わらず


やってはいけないランキング第2位を受賞してしまったのだ。


さすがの僕も、これには驚き退きたくなった。


しかし電車を降りられない理由が僕にはある。


今日に限って





御店に予約を入れてしまっていたのだ。



そもそもの発端は前夜にさかのぼる。


インターネットで馬鹿みたいに風俗情報を見ていた僕に


突如として電撃がビビビとほと走った。


ある御店のミサちゃんの写真が僕を打ち抜いたのだ。


「これは行かねば!」と思ったのだが、問題が1つ。


ミサちゃんのプロフに当店人気ナンバー1と書いてある。




さすがにかわいいだけのことはあるということだ。


しかも残念なことに出勤時間が朝から夕方。


これにより僕は幼馴染みのKを


道連れにするということはできない。


このブログに描かれている感じからすると


皆さんには少し想像しにくいかもしれないが、


Kはあれでも真面目な人で朝から晩まで肉体労働をしている。


だからもう僕1人で行くしかないんだ。


そして御店に電話してミサちゃんを予約するしかない、そう思った。


人気ナンバー1のミサちゃんを


前日の夜に電話して予約がとれるかどうか疑問だったが


それでも一応電話してみることにしてみた。


ぷるるるる・・・


店員 「お電話ありがとうございます。○○で御座います」




桃  「あ、え〜と、予約したいのですが・・・」


店員 「有難う御座います。


ご希望のお時間やご指名等はございますか? 」


桃  「ミサさんで予約したいのですが、11時くらいで」


店員 「ミサさんですと、ご案内のお時間お早めで


11時15分に空くお部屋でのご案内予定になっておりますが、


ご都合如何ですか?」


桃 「はい、それで大丈夫っす」


店員 「有難う御座います。お名前いただけますか? 」


桃 「え!?あ・・・桃忍者です」


店員 「それでは桃忍者さま、11時15分でご予約、


ミサさんでお取り致します。当店はご利用頂いたことは御座いますか?」


桃 「いや、ないっす」


店員 「桃忍者さまは何をご覧になってのご利用ですか? 」




桃 「ホームページを見ましてですね・・・」


店員 「有難う御座います。大変お手数でございますが、


お部屋のお時間が前後する場合がございます。


1時間前の10時15分に、ご確認のお電話を頂けますでしょうか?


またこちらのご確認のお電話が御座いませんと、


キャンセルになる場合がございますので、お気をつけ下さい。


桃 「はい、わかりました」


店員 「それでは○○時のご確認のお電話でお待ちしております」


桃 「どーも」


ガチャッ!・・・


随分長い会話を書いてしまって申し訳ない。


しかしここはできるだけ忠実に書きたかった。



これから僕の仲間になるべき助平忍者衆のためにだ。


そういう僕も予約なんぞしたのは、この時が初めてだった。


これが意外と緊張するものである。


特に「お名前いただけますか?」との店員の言葉には驚いた。


それがあまりに唐突だったので僕は





つい本名を言ってしまった。




ひどい失態だ。


きっと偽名でもよかったんだろうと、今は思う。


しかしまぁ良しとしようじゃないか。


人気ナンバー1のミサちゃんの予約がすんなり取れただけでも、


僕はとってもラッキーじゃないか。


その時はそう思ったのだが、


今思えばそれは・・・






バレンタインデーだったからじゃないだろうか・・・


電車の中でそんなことを考えながら


僕は淡々と流れる景色を窓から眺めていた。


続きは後日。



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只今2位でございます。そして皆さん御待たせしました、風俗話。
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【2006.02.07 Tuesday 15:39】 author : 桃忍者
| AM11:00 | comments(6) | - |
AM11:10
ミサちゃんの予約ができたのはいいが


よりにもよって今日はバレンタインデーだった。


こんにちは、桃忍者です。


車内にはこれからチョコを渡すであろう町娘がちらほら、


これからチョコを貰うであろう男侍がちらほら、


そして・・・


ただ1人、風俗に向かう忍者がここに。


はたから見れば、そんなことは分からないだろう。


僕が風俗に向かっているなんてことは分からないだろう。


「きっとあの人も誰かとデートする予定なんだろうな」


そんな感じに周りを上手く騙せているはずである。


だが・・・





自分が騙せない。


もう何というか、自分が情けなくて仕方ないのだ。


いっそ風俗に行くのなんてやめたい。



予約なんて蹴っ飛ばして自宅に帰りヒキこもり、


バレンタイン負け組みとしてのダメージを最小限に留めたい。


しかしそれはできない。


実は僕は1度、


風俗店で殺されかかった経験がある。



まぁそれはちょっと言い過ぎだが、似たようなものだ。


とりあえず、その話はまた何時かするので置いておこう。


そういう訳で僕は決して


風俗店というものをナメてはいけないと思っている。


加えて昨日の予約時の電話で僕は


本名を名のってしまっているのだ。


これは確実に






致命傷であると推測される。


だから悩んだって仕方ない。逃げたって仕方ない。


駅に着いた頃には、そう決心していた。


初めて行く御店だったのだが


意外とすぐに見つかり、僕は中へと入る。


ちょうど11時少し前だっただろうか。


店員さんに11時15分に予約した桃忍者だと伝えると、



まだ早いので待合室にてしばらく待つことになった。


そして待合室へのカーテンをくぐるとそこには


僕と同じ負け忍者が多数。


いや、むしろ忍者などではない。


彼等の髪型から言ってしまえば






落ち武者に近いものがあった。


まだAM11時だというのに4、5人はいただろうか?





どいつもこいつも馬鹿である。


もちろん


僕も含めてだが。



しばらくとすると、店員がやって来た。


店員 「番号札○○でお待ちの御客様〜」


待合室にいる負け忍は皆、


焦ったように自分の番号を確認します。


風俗に行く人には、この辺の面白さが伝わると思います。


どうしてあの時、僕等はあんなに焦ってしまうのでしょうか?


その答えは謎ですが、僕はその様子が面白くてしかたない。



ちなみに僕も焦って確認してしまいます。


さて、皆が札を確認していると、1人の男がボソッと言います。


男 「○○番・・・あ、俺だ」


桃 「・・・」


よし!いってこい負け忍!


僕はここからエールを送るよ!


だって・・・



僕達は仲間なんだもの!


しばらくとすると、また店員がやってきます。


店員 「番号札○○でお待ちのお客様〜」


またしても・・・


負け忍は総出で自分の番号を確認。


すると1人の男が無言で立ち上がり、


店員に番号札を見せ部屋を出て行きます。



ふーむ、そろそろ僕の番かな?


現在11時10分、時間も頃合である。


ほどなくして店員がやってきた。


期待に胸ふくらませる僕。


さぁ言ってくれ!今度こそ僕の番号札を呼んでくれ!


すると・・・






店員 「ミサさん御予約の桃忍者様〜」



桃 「・・・」





おい!俺だけ名指しかよ!


しかも御丁寧なことに


「御予約」とか言うなって!


そんなん言ったら周りの人間に


バレンタインに予約したってバレバレじゃないか!


頼むから・・・そこは気を使って下さいよ!


そんな思い胸に抱き、番号札を手に抱き、僕は立ち上がる。


続きは後日。



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【2006.02.09 Thursday 01:25】 author : 桃忍者
| AM11:00 | comments(11) | - |
AM11:30
11時10分、


店員さんが来て僕の番だと知らせてくれたのはいいが、


あろうことか「ミサさん御予約の桃忍者様」と呼ばれてしまった。


こんにちは、桃忍者です。


ちなみに店員さんが言った名前は


僕の本名である。


もちろんそれは誰が聞いても明らかだ。


偽名にしては真実味がありすぎる名前であったからだ。


勘違いだったかもしれないが、


周りの客が「クスクス」と笑っているように感じる。


「あいつバレンタインに予約とってるよ、しかも本名で」


そんな風に思われている気がして仕方がない。


だから店員さんに文句の1つも言いたかった。


そもそも「ミサさん御予約の桃忍者様」なんて言う必要がどこにある。


バレンタインに風俗の待合室にいるだけでも


「ハリツケの刑」に処されているようなものなのに、



予約までしたなんてことが露呈した日には






まるで「さらし首」である。


そんな煮えたぎる思いを抱えながら、


僕は店員さんに部屋の前まで案内されていた。


コンコン・・・


ミサ 「はい、どうぞ♪」


桃 「おじゃましまーす・・・!」


ここにきて初めて実物のミサちゃんを見たのだが


これがどえらいベッピンさんであった。


そもそも風俗の写真というのは、実物よりも写りがいい物を使う。


だから実物というのは、だいたい二割減くらいなのだ。


ところがこのミサちゃんときたら



二割減どころか二割増し。


さっきの沈んだ気分など、地平線の彼方まで飛んでいってしまった。


そうだ、いっそのこと忘れてしまえばいいんだ。


今日がバレンタインだなんてことは。


それさえ忘れてしまえば、何ら沈むことなんてない。


ただ単に風俗に来て、ただ単にかわいい娘に癒された、



これはそんなよくある日常の1コマなんだ。


そう思った時にミサちゃんが何かを渡してきた。


ミサ 「はい!今日はバレンタインだから・・・










桃 「・・・」


そ、それは・・・


チロ○チョコじゃないか!


せっかくバレンタインだということを忘れかけていた僕を


現実に引きずり戻すかのようなミサちゃんの笑顔と行動。


確かにかわいい。


ミサちゃんはかわいい笑顔でチョコくれたんだ。



でもさ・・・





なんかトドメみたいになってないか?


だって空しすぎるではないか!


バレンタインに貰ったチョコが


風俗でもらったチロ○チョコだけなんて。



一個も貰えない方がマシとすら思えてくる。



でもいいんだ。


もう全て忘れてしまえばいいんだ。


そしてプレイに集中しよう、僕はそう思い横になる。


すると・・・


ミサ 「今日ってバレンタインじゃない?」


桃 「うん、そうだね」


ミサ 「だからそんな大事な日に来てくれる人に


感謝の気持ちを表したいって私思ったんだ〜」


桃 「へぇ・・・」


なんといい娘さんなのであろうか。


御客さんへの感謝の気持ちを忘れない。


すばらしいじゃないか!泡姫の鏡じゃないか!


でもさ、ミサちゃん。






さっきから地雷踏みすぎです。


「バレンタイン」とか「大事な日」とか言うなって!


ここにいる僕の立場が無くなってしまうじゃないか!


でもかわいいから許してしまうけれど。


桃 「それで感謝の気持ちをどうやって表すの?」



正直こんな質問するのもどうかと思った。


普段より気合いれてサービスしてくれみたいに聞こえるからだ。


でもそんな質問を受けても、ミサちゃんは笑顔で答えてくれた。


ミサ 「ちょっと待ってね、今だすから」


そう言うとミサちゃんは棚から何かを出してきた。


ミサ 「実は今日はこんな物を用意してみたのだ!」











桃 「・・・」


そ、それはチョコレートシロップでは・・・





実際それ微妙です。


しかもシロップってことは僕が食べるんじゃないんだよね?


バレンタインの流れ的には、ちょっとおかしな話だよね?


とは言っても・・・興味はある。


塗られたら、そこにどんな世界が広がるのか知りたくもある。


ならばいっそ未開拓地を見つけよう。


そう思った桃ンブスは聞く必要もない質問してみる。


桃 「そ、それでそれをどうすんの?」





ミサ 「せっかくだから一緒に食べようよ♪」



ええ!?





塗らないの?



確かに普通なら食べるんだ。




そもそもそれは食べ物なんだから。


でもこの場において食べるのは絶対におかしい。



だから





塗ってよ、ミサちゃん!


まぁ蓋を開けれてみれば、ミサちゃんは無類のチョコ好き娘。


チョコレートシロップだけを食べる、ちょっと変わった子でした。


でもまぁ・・・






結局塗ったけど。




追記


こんなこと言うとまた怒られそうですが


実は終わりと見せかけて、この話はまだ続くんです。


まぁとりあえずですね・・・


拙者と同じく塗ったことがある人はここクリックです。



ではでは。


【2006.02.11 Saturday 14:57】 author : 桃忍者
| AM11:00 | comments(12) | - |
グロリアス【鳴】
ミサちゃんのチョコレートビームにあっさりやられた僕。


こんにちは、桃忍者です。


御店を出たのは正午少し前の頃であった。


事も終えたことだし、このまま真っ直ぐ家に帰りたかった。


だが・・・それはできない。


できないというよりしたくない。


僕は昼の1時過ぎに家に帰るわけにはいかないんだ。


あんな・・・



鬼の棲家には。


もしも今日が14日でなければ、このまま家に帰っただろう。


しかし今日は14日、バレンタインデーある。


こんな日の昼に手ぶらで帰ってみろ。


きっと言われる。


きっと僕はあの蟹女にこんなことを言われるんだ。


母 「あら、随分早かったわね」


僕は答える。


桃 「うん・・・まあね」


そして母上はこう返す。


母 「あら?手ぶらじゃない」


グサッ!でも僕は頷く。


桃 「え?・・・うん」


そして母上は最後にこう言うんだ。


母 「ふーん・・・



なんて可哀想な子なんでしょうね♪」


桃 「・・・」


イメトレをしてやはり思う。


あんな家に帰るわけにはいかない。


だから僕はゲームセンターにいた。


ここは時間を潰すにはもってこいの場所である。


バレンタインだからなのか、ゲーセンには人があまりいなく


僕は1人優雅にガンダムのゲームをやっていた。


そして1時間ほど経過した時だろうか?


突然に携帯電話が鳴り出した。


ぷるるる・・・


桃 「・・・」


実を言うとこの時、


僕はちょっと期待していた。


ひょっとしてこの電話は


どこぞの町娘からではないのか!?と。


バレンタインの昼下がりに鳴り出す電話。


その可能性は十分ある。


重度妄想癖を持つ僕は少し考えてみる。


この電話の主は


先月コンパで知り合ったLちゃんからか?


それとも


風俗で番号教えてくれと言ってきたEちゃんか?


それともそれとも


キャバクラで番号を交換したYちゃんからか?


いや、この際だれだっていいんだ。






僕が勝ち組にさえなれば。


焦る心を落ち着け、僕はポケットから携帯を取り出す。


そこで液晶に写された文字は






自宅


桃 「・・・」



あの蟹女


こんな昼下がりに何の用件だよ!


なんだなんだ!これはアテツケか!?


ふて腐れながら僕は電話をとる。


ガチャッ


桃 「もしもし!?」


母 「あら、桃?」


桃 「そうだよ、今忙しいんだけど、何!?」


母 「あのね、今日はうちでご飯食べるの?」


桃 「ご飯!?ああ、食べるよ」


母 「そう・・・分かったわ、じゃあね」


桃 「はいはい」


ガチャッ、


全くもって何なのだろうか?


ご飯食べるかどうかの電話なんていつもかけてこないのに。


まぁいっか。


・・・ってああ!?


そういえばさっき家でご飯食べると言ってしまった気が・・・





拙者、いとウカツなり!


これは大失態中の大失態である。


手ぶらで家に帰ったら、何を言われるか分かったもんじゃない。


きっと一般的な家庭ならば、


こんなことはたいしたことではないんだろう。


「あら、もらえなかったの」くらいですむんだろう。


だがうちの家族は


一般的な家族などでは決してない。


だからマズイ。このままでは今夜の僕は血祭りだ。


そんな時だった。


ぷるるる・・・


またしても電話が鳴り出す。


続きは後日。


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【2006.02.14 Tuesday 00:01】 author : 桃忍者
| AM11:00 | comments(8) | trackbacks(0) |
グロリアス【雨】
またしても鳴り出す携帯電話。


こんにちは、桃忍者です。


だがもう期待なんてしない。


どうせ女の子が僕にチョコをくれるなんてことはないんだから。


無造作に携帯を取り出し、液晶の文字を見ると



幼馴染みのK


そら、見たことか!期待なんてしたって絶望するだけなんだ。


僕はこれまた無造作に電話にでる。


ガチャッ、


桃 「もーしもーし」


K 「イエス!ハッピーバレンタイン!アーイエス!」


桃 「・・・」


K 「・・・」


桃 「あのさ、一応言われた以上はツッコミ入れるけどさ」


K 「・・・」


桃 「イエスキリストの誕生日は今日じゃない」


K 「・・・え、あれ!?・・・うん」


桃 「・・・」


K 「・・・」


桃 「なんだよ!早く用件言えよ!」


K 「おーそうそう、おまえ今何してんの?」


桃 「何って別に何も」


K 「んで?チョコの収穫はどーよ!?」


桃 「なんだおまえ、そんなこと聞くために電話してきたのか?」


K 「ちげーよ、今日は君にうれしい知らせがある」


桃 「へえー、うれしい知らせね・・・でどんな?」


K 「実は・・・


おまえにチョコを渡したいって子がいるんだよ」


桃 「!?」


今確かにKは言った。


「おまえにチョコを渡したい子がいる」と。


今のところ今年貰ったチョコは


泡姫ミサちゃんに貰ったチロルチョコ一個。


この知らせは、この干ばつ状態の砂漠に生きる


サソリ座の桃忍者に降り注ぐ恵みの雨に違いない!


天は我を見放してはいなかったのだ!


桃 「ええ!?俺にチョコを渡したい子が!?」


K 「おおよ」


桃 「マジかよ・・・これは予想してなかったな」


K 「俺もまさかとは思ったよ」


桃 「そんで?誰?誰がチョコあげたいって言ってるの!?」


K 「誰って・・・さとみだよ」


桃 「・・・」


おいK、











更に言えば


確実にそれは義理チョコじゃないか。


いや、義理チョコというか



同情チョコじゃないか。


っざけんな!


そんなのいらないよ!


K 「なんか桃にもあげたいって言うからさ、


とにかく夜にでもうちに来てくれよ」


桃 「・・・いかない」


K 「そう言うなって」


桃 「だからいかねーよ!」


K 「まぁ考えてもみろって。


義理チョコだって無いよりはマシだろ?」


おい、無いよりはマシとか言うな。


これ以上僕をさらさないでくれ。


僕はもう色々と限界なんだよ!


だが・・・考えてみると行かないのも悪い気がする。


たとえ義理チョコとはいえ


さとみちゃんは僕のためにチョコを容易してくれたんだ。


こんな・・・


チョコを一個も貰えないクソ忍者のために。


そう思った僕はご飯を食べたら行くとKに伝えて電話を斬った。


その3時間後、僕はゲームセンターを出る。


家に帰る電車での気分はあまりよくなかった。


まぁ風俗に行った帰りというのは大抵こんなものだ。


絶望を少しだけカジッた味がするものだ。


だが今日はそれに「隠し味」が効いている感じがする。


なぜなら僕の周りが


カップルだらけだったからである。


きっとバレンタインだからだろう。


しかしよく見てみると男1人というものちらほらいる。


「なんだ、別に僕だけが負け組みじゃなさそうだ」


そう思ったのだが


男達は手元に紙袋を持っている。





やっぱり僕だけ3年負け組みだ。


そこからの記憶はあまり無いのだが


家に着いたのは夕方6時くらいであった。


ドアの鍵を出すためにポケットに手を入れる。


すると、ミサちゃんに貰ったチロルチョコが出てきた。


それにしても見れば見るほど小さいチョコだ。





まるで今の僕の背中を形容しているような小ささだ。


そんなことを思っていると


僕はチョコのパッケージに何か書いてあることに気がつく。


続きは後日。


にしてもバレンタインが終わったのに、話が終わらず申し訳ない。


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【2006.02.17 Friday 16:43】 author : 桃忍者
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グロリアス【豊】
ご飯を食べに家に帰ってきた僕。


こんにちは、桃忍者です。


すると鍵を出す際に出てきた


チロルチョコのパッケージに何か書いてあった。


そもそもパッケージには色々な文字が書いてある。


だが僕はそんなことを言ってるんじゃない。


その文字とは別に、手書きで何か書いてあるのだ。


そう、ミサちゃんからのメッセージである。


それに気がついた瞬間、僕は思った。


書いてあるのはミサちゃんの携帯番号じゃないかと。


浮かれる僕は小さなチロルチョコに書かれている、


これまた小さなメッセージをよく見てみた。


するとそこに書いてあったのは






「今日は楽しかったです!また来てね♪」


桃 「・・・」


こ、これは・・・






営業だ。


馬鹿で無知な僕にだってさすがに分かる。


このメッセージは









おのれミサ、拙者を愚弄したな。


風俗で貰ったチロルチョコというだけでも


残念なのに加えて、それがオリジナルではなく






量産型。


さすがの僕でもぷるぷる震える。


事実、あまりの残念さからドアの前で


ちょっとぷるぷると小刻みに震えてしまった。


そんな落ち込んだ気分のまま、僕は家の鍵を開け入る。


桃 「・・・ただいま」


祖母 「あら、桃君。おかえりなさい」


意外や意外、僕を迎えたのはおばーちゃんであった。


桃 「あれ、母さんは?」


祖母 「いま二階にいるわよ」


桃 「ふーん。あ、そうだ。おばーちゃんにこれあげるよ」


祖母 「なに?この小さいの」


桃 「チロルチョコっていうんだ。今日バレンタインだから


逆におばーちゃんにあげてしまえ!みたいな」


祖母 「ふーん、よく分からないけど桃君、ありがとう」


桃 「うん」


さて、チロルチョコの始末も終えた僕は食卓でご飯を待っていた。


ほどなくして母上が二階から降りてくる。


だがその後ろに・・・




キャツがいた。


最大の天敵であり、創造主。


ジャスティスこと父上である。


父 「おう、なんだ桃。帰ってたのか」


桃 「うん・・・まあね」






大誤算である。


まさか・・・既に父上が家にいるとは思わなんだ。


父上がこんな早く家にいることは少ない。


この一点から想像するに、どうやら今日は厄日だ。


そう、いやな予感がするんだ。


とはいえ食卓に4人と犬が揃ったことでご飯は始まる。


母 「しかし今年も多かったわね〜」


父 「ああ、去年よりも多いだろう」


もう既に僕は何が多いのか知っていた。


多いと言っているのは


父上が貰ったチョコの数である。


当時、大手商社に勤めていた父上は毎年相当の数のチョコを貰う。


そしてそれを






これ見よがしに自慢する。


だから僕は嫌だったんだ、ここに帰ってくるのが。


一瞬でも早くここを離脱するため、僕はシチューを流し込む。


父 「それにしても・・・





おまえは今年も貰えなかったようだな」


桃 「ゴホッ!」


母 「そうねぇ〜たまには自慢くらいして欲しいものだわ」


桃 「ちょっと待ってくれよ。俺はもし貰ったとしても、


自慢なんて悪趣味なことしないってば」






父 「ははは!これは傑作だ!!」


桃 「・・・」





なに笑ってんだ、この創造主。


しかも傑作って何だよ!人を天然記念物みたいな扱いしてさ。


父 「わたしは自慢なんかしてないぞ。


貰って当然の物を自慢する必要がどこにある?」


桃 「・・・」


父 「ほら、よく見てみなさい」


そう言うと父さんは近くに置いてあった紙袋を見せてきた。


中には色とりどりのチョコレートがいっぱい。


うん、すごいね。さすがだよ!父さん。


でも僕は・・・






それが自慢だと言ってるんです。


それでも僕は嫌々ながらも中身のチョコを見てみます。


・・・


しかしそこで僕は気がついた。


やはり会社で貰うチョコというのは所詮な物だ。


要するに義理チョコっぽいのである。


これなら勝てる。


そう思った万年反抗期の僕は反発する。


桃 「ふん、でもこれって義理チョコばっかじゃん。


俺だって会社に勤めるようになれば、このくらい貰えるよ」


父 「・・・」


おお!


意外に効いてる!?


ふふふ・・・ふはは!


いける!これならいけるぞ僕!


父 「分からん奴だな、じゃあこれを見せよう」


桃 「!?」


ええ?


必殺の奥の手あるんですか?


そんな創造主の必殺技は後日。


必殺クリックはこちら
【2006.02.19 Sunday 09:20】 author : 桃忍者
| AM11:00 | comments(5) | trackbacks(3) |
グロリアス【愛】
自分が会社で貰ったチョコを自慢する父上。


こんにちは、桃忍者です。


さて、御話の続きをする前に今日は


皆さんに御伝えしたいことがあります。


先日までの話の中で僕はKの彼女を「さとみ」と書いていましたね。


実はあれは間違いでして、本当は「さおり」でした。


ずーと何か違う気がしてたんです。


だから昨日の夜、Kに国際電話をして確かめました。


この話自体、もう5年も前のことですし


記憶がどうにも不確かだったのです。


ぷるるるる


K 「もしもし」


桃 「おう、桃だ桃。てか久々」


K 「ほんとだよ。なんだ、どーしたよ?」


桃 「ちょっと聞きたいことあってさ。


おまえの元彼女って何て名前だっけ?」


K 「元って・・・






いつ頃の元だよ?」




さすがモテ侍。


もう言うことが違います。


桃 「5年くらい前に俺にチョコくれた彼女だよ」


K 「おーそれはさおりだ。さおり」


桃 「そうだ!さおり!さとみじゃなくてさおりだ!


いやさ、ずーと気になっててさ」


K 「ふーん・・・は!?つか何で?」


桃 「今ブログやっててさ。


んでおまえが登場するバレンタインの話書いてるんだよ。


そしたら名前が何かしっくりこなくて電話した」


K 「ブログ?あのパソコンのやつか。


まぁ俺が登場するのはいいけど、ちゃんと良い事書けよ」


桃 「・・・」


K 「おい桃!まさか変なこと書いてんじゃねーだろーな!?」


桃 「変なことっていうか・・・」


K 「なんだよ!?何を書き散らしてるんだよ!?」


桃 「うーん・・・例えば


おまえのチ○コがべらぼうに大きいこととか」


K 「・・・」


桃 「・・・」






K 「それなら全然オッケーだ」




そこオッケーなのかよ。


そんなわけでKの御許しもでたことですし





今日はKのチ○コの詳細でも話しましょうか?


いや、それはしません。


そんなことをすると僕の刀が夜鳴きしてしまいます。


それでは桃語の続きへと・・・


山のようなチョコを貰い自慢する父さんに向かって僕は言った。


それらは見る限り義理チョコじゃんと。


その言葉が戦闘民族の逆鱗に触れたのか


父さんは別の紙袋から徐に何かを出してきた。


1つ言い忘れていたが僕の父上は






サイヤ人だ。


父 「ほら、これを見なさい」


桃 「・・・」


父さんが出したのは高級感溢れるチョコレート。


貰ったことがない僕にでも分かる。


そのチョコが本命チョコであることが。


これにより今年も僕の完敗であることは明らかだ。


明らかだけど・・・まだ諦めるわけにはいかない。


このチョコがどこぞの金持ち娘の


義理チョコという可能性がまだあるんだ。


父さん!僕はね・・・シブトイんですよ。


桃 「ふーん、高そうなチョコだね」


父 「そうだな、結構な値段はするはずだ」


桃 「ちょっと・・・中も見ていい?」


父 「おお、いいぞ」


ガサガサ、


僕は箱を開け中を見てみる。


桃 「・・・」


やはり中身も手のこんだ作りになっていた。


だがそんなことはどーでもいい。


僕が気になったのはチョコレートの表面の文字だ。


LOVE FOREVER From○○○


まだまだ僕には愛が永遠かどうかは分からない。


だがそんな僕にも分かることが1つだけある。


このFrom○○○という女性は







僕の母さんだ。


こ、こんなものを・・・


本命チョコとカウントしていい代物なのだろうか?


これをカウントするのはちょっとズルイんじゃないんだろうか。


馬鹿な!こんなチョコで僕の負けが確定してしまうのか!?


確かに本命だが、どうにも納得できない。


そう思って咬みつこうと思ったのだが


僕の向かいで










だからこの勝負、





僕の完敗でいい。


というか


これ以上この人達と絡むのは得策ではない。


そう思った僕は早々と食卓から離脱する。


母 「あら、また出かけるの?」


桃 「うん、ちょっとKの家に行ってくる」


父 「またKか、しかし彼も忙しいんじゃないか?」


桃 「いや、もう仕事は終わってる時間だよ」


父 「そういう意味じゃない。彼は彼女いたはずだろう?



おまえが行くと邪魔じゃないか」


桃 「・・・」


どこまで僕を愚弄するんだ、この創造主は。


桃 「いや、邪魔するってか呼ばれたんだよ、Kに」


父 「ああ、なるほど。


要するにKの彼女がおまえに義理チョコくれるわけだ」


桃 「・・・う、うん」


さすが偏差値80を裕に超える男。


彼は1から10を知りえるサイヤ人だ。


ちなみに僕とKは











だから僕はここから逃げるんだ。


続きは後日に。


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【2006.02.20 Monday 18:07】 author : 桃忍者
| AM11:00 | comments(6) | trackbacks(4) |
Squid Beaver【偽】
Kの家は僕の家から歩いて1分ほどだ。


こんにちは、桃忍者です。


僕は公開処刑を免れるためにKの家に向かった。


ぴんぽーん。


K母 「はいはーい」


桃 「あの、桃忍者ですけど」


K母 「あら、桃君。ちょっと待ってね、今あけるから」


ガチャッ


K母 「いらっしゃい」


桃 「どーもっす」


K母 「Kは自分の部屋にいるわよ。さおりちゃんと一緒に」


桃 「あ、そうですか。それじゃおじゃまします」


そう言って二階へ上がろうとする僕にK母が言う。


K母 「ちょっとちょっと、桃君」


桃 「え?はい、なんすか?」


K母 「一応なんだけど・・・


Kの部屋に入る時にノックしてみてくれる?」


桃 「・・・?」


K母 「ほら、今日ってバレンタインでしょ?2人は恋人同士だし、


もしかして御取り込み中ってことも・・・ね?」


桃 「・・・」


お母さん!その発言は地雷です。


なんか僕が2人を邪魔しにきたみたいじゃないか!


僕は呼ばれたんですよ!そう、Kに呼ばれたからここにいるんです。


Kのヤツ・・・ちゃんと来るってことぐらい言っておけよ。


桃 「・・・あー!そうっすね。じゃあノックします」


K母 「ごめんね、変なこと言って」


桃 「いえいえ」


しかしKのお母さんも心配症だ。


いくらバレンタインだからって僕が来るって知ってるんだから


2人がS○Xなんてしてるわけがないじゃないか。


そう思ったが一応ノックはしてみる。


コンコン、





・・・ガサガサ!・・・ガシャン!


おい!誰か来た!桃だ、きっと桃だ。服!服どこいった!?


え!?わかんないよ!自分のくらい自分で探してよ!


桃 「・・・」







この2人S○Xしてます。


おいおい、どーなってんだよ!


僕が来るの知ってるのに何でS○X始めちゃうんだよ!


待つこと1分・・・


ガチャッ、


桃 「・・・」


K 「・・・やぁ!桃!」


おいK、


「やぁ!」って言葉にすごい違和感だ。


来るって分かってるのにS○Xすんなよ!


おまえアレか?





中学生か!?


でも・・・まぁいい。


2人は恋人同士だ。我慢できない時だってあるんだろう。


僕には分からない理屈がそこにあるんだろう。


そう自分を納得させて部屋に入る。


だが・・・







部屋がちょっとイカ臭い。



うぬぬぬぬ・・・でもここは我慢、我慢だ。


そんなイカの体内で、さおりちゃんが僕に紙袋を渡してきた。


さおり 「はい!これ、バレンタインのチョコ!」


桃 「あ、うん。ありがとう」


K 「なんか手作りなんだってよ。食ってみたけど結構うまかったよ」


桃 「手作り・・・そっか、うん。ふつーにうれしいよ」


K 「おいおい、ふつーとか言うなって。


素直にうれしいんだろ?おまえ」


桃 「・・・まぁうれしいけどさ。


それにしても、随分な量あるね、これ」


さおり 「うん、手作りなんて生まれて初めてだったから






たくさん失敗しちゃったの・・・」


桃 「・・・」


おい、さおりちゃん。


たくさん失敗しちゃったとはどーいうことだ。


ひょっとしてそれは


このチョコは失敗作の大群ってことですか?


ちょっと待ってよ!


それじゃあ、まるで僕は




残飯処理班じゃないか!


しかし文句は言えない。


たとえ失敗作でもチョコはチョコだ。


そんな僕にKが語りかける。


K 「んじゃまぁたくさんあるから、がんばって食ってくれよ」


桃 「・・・」


ムカつく。


空気よんで帰ってくれと言わんばかりのKの口調がムカつく。


わかったよ!帰るよ!


空気よんで帰ればいんだろ!?


いくら鈍感な僕でも


このイカ臭い空気くらいよめるんだよ!


そりゃもう帰路は寂しいものがあった。


僕は一体なんなんだろうと悩んだ。


もう今日は帰って寝よう。


そう思い自宅のドアをひねる。


ガチャッ、


母 「ちょっとお母さん!何してるのよ!!!」


食卓から聞こえてきたのは母上の怒鳴り声。


そして物語は終幕へと向かう。


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【2006.02.22 Wednesday 15:19】 author : 桃忍者
| AM11:00 | comments(7) | - |
Squid Beaver【射】
食卓からイキナリ聞こえるカナキリ声。


こんにちは、桃忍者です。


その声の出所は母上であった。


驚いた僕は急いで食卓のドアを開ける。


するとそこには


ションボリしているおばーちゃんがいた。


おばーちゃん子の僕は堪らず助けに入る。


桃 「どどどどどーしたの?」


母 「あんたはちょっと待ってなさい」


桃 「え?なに?なんで?」


母 「お父さんが後で話があるそうだから」


桃 「え?話・・・ですか?」


振り返り父さんを見てみると


父 「・・・」


物凄い形相で腕組みをして椅子に座っている。


なんなんだこの異様な空気は。


冬だからというだけでは説明がつかないくらいの



凍てつく波動が父上から噴出している。


現段階で行動することは得策ではない。


だから僕も黙って座ることにする。


母 「お母さんね、レオがかわいいのはわかるけど


チョコなんてあげちゃ駄目ってことぐらい分かるでしょ!?」


桃 「・・・」


今度は、それを聞いた僕から一気に冷や汗が噴出す。


おばーちゃんはチョコを犬のレオにあげた。


では何のチョコか?


皆さんはもうお分かりだろうか?


そう。おばーちゃんがレオに食べさせたのは


ミサちゃんから貰った、あのチロルチョコだ。


加えて何よりも絶望的なことが1つある。


それは父上の前に転がってる紙くずだ。


あれは


チロルチョコの包装紙だ。


書いてある・・・あれには書いているんだ。





「また来てね♪」というメッセージが。


それを父さん母さんに見られた。


つまり






風俗に行った事実が露呈した。


これほどマズイ展開がこの世にあるのだろうか?


案の定、おばーちゃんが去った後の矛先は僕へと。


父 「おまえ・・・どういうつもりだ?」


桃 「・・・」


父 「こういう場所に行くリスクを考えた上で行ったのか?」


桃 「リスクですか・・・いえ、特に考えてませんでした」


父 「おまえはまだ知らないだ。こういう所にはこういう所なりの


リスクがあるんだよ。金がかかる上に危険なんだ」


桃 「・・・危険といいますと?」


父 「決まっているだろう。性病だ」


桃 「・・・」


父 「性病はすぐに治るモノもあるが一生を台無しにするモノもある。


おまえはたかが1度の快楽を求めるだけで


一生を駄目にするかもしれないリスクを背負ってんだぞ?」


桃 「・・・」


確かに父さんの言うことは正しい。


でもそんな父理論よりも気になることが僕にある。


もしかして父さんは





風俗に行ったことがあるんじゃないか?



そして





性病になったことがあるんじゃないだろうか。



だから言葉に説得力がある。


というか、この話をしながら父さんは






どこか遠くを見ながら語っている。


これは過去を思い出しながら語っている人間の仕草だ。


もしも、もしもである。


「うちの父さん、実は風俗大好き説」が真実ならば


必然的に僕の風俗好き症は





血筋ということになる。


そうなると僕がこんなシコシコ衝動に駆られるのは


いたしかたないことなんじゃないだろうか?


・・・そうだよ!きっとそうなんだよ!


風俗に行くことを最低と言われてきたが、それは僕が悪いんじゃないだ!


悪いのは










僕がそんなことを考えている中、父さんは続ける。


父 「それにおまえの経済力からすると、


どうせ安い所にでも出入りしてるんだろう?


安いところは更に危険なんだ。おまえはそれを分かっていない」


桃 「・・・」


父さん、それは・・・





行くなら高級ソープに行けという意味ですか?



そして





父さんは高級ソープが好きということですか?


おのれ、創造主。


財力にモノをいわせおってからに。


それにしてもあれだ。


父さんが風俗好きと仮定すると、更にもう1つの疑惑が浮かぶ。


母さんだ。


実は僕は父さんと母さんがどこで知り合ったのか聞いていない。


聞いていないというか教えてくれないのだ。


つまり


教えてくれない
  
  ↓

人には言えない

  ↓

奥様は風俗嬢?
  
  ↓

息子さんは風俗常連客と風俗嬢の息子?


なんてことだ!


あの化粧の濃さ・・・そしてあの洋服・・・


母さんが元風俗嬢の可能性は十分過ぎるほどある。


そして、もしもそれが事実だとすれば僕は・・・










しかし結局、真実は明かされないまま説教は終わる。


終わるといえば、説教も無意味に終わる。


何せ、あれから僕は風俗に何度行ったことだろうか?


父さんの説教なんて無視してどれだけ通っただろうか?


高級ソープ?何を馬鹿な!安ければ安いほどいいんじゃい!


この持論を貫き、イキぬいた結果、


僕は精子が緑に変色する性病に犯される。


だから・・・今なら言えるんだ。


緑の精子が出たナメック星人だからこそ言えるんだ。


あそこには何もない。





それでも僕は行く。


雨が降ろうが槍が降ろうが父上の鉄拳が降ろうが






僕はイク。


だってそれは僕が男の子だから。


そして僕の弟である犬のレオも男の子だ。


父さんだって男の子ですよね?


だから分かるはずですよね?


僕達の溢れんばかりの情熱には向かうべき場所がない。


だから僕達にとって・・・











いつでも僕等はイキヌクことに必死です。


追記

長い話、最後まで御付き合い下さりありがとうございました。

気がつけばなんと9部作品・・・長すぎです、実際。

でも実はこれでも2部ほど削ったんですよ。

そしてまぁ振り返ってみると

風俗話どころか結局、家族話みたいな感じでしたね。

家族総出演してますし。

それでは読んでくれてありがとうございました!

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【2006.02.24 Friday 02:12】 author : 桃忍者
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