雨でも枯れ木に咲かそうティッシュの花 〜2005.09.28〜
 
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【2009.05.26 Tuesday 】 author : スポンサードリンク
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ダイヤモンド
神様の宝石でできた島(第一石)
 

世間でいう4の名の付く月は


一体この僕に何を運んで来てくれたのだろう。


こんにちは、桃忍者です。


4月が運んで来てくれたモノが何であるか。


当然、僕にはそれを知る術がなく


ただ「過ぎて行く」という感覚だけが、砂のように積もる。



嗚呼・・・


4月も来ては去ってしまうのですね。


そして待ちわびたように5月が来るのですね。


春はもうここに来ているようです。


夏はもうそこまで来ているのですか?



それなのに母さん・・・







4月の生活費がまだ来ないんですけど。



・・・自宅だ!


一刻も早く自宅に電話するのだ!


でも少しだけ気が引けるんです。


25才大学生、散々迷惑をかけているのですから、


生活費を早く送ってくれ!なんて言いたくない。


でも早く言わないと


大学を卒業する前に・・・






人間界を卒業してしまいそうだ。




僕はまだあっちの世界へは行きたくないので



ぷるるる・・・



とりあえず自宅に電話してみます。



ぷるるるる・・・


桃 「・・・」


ぷるるるる・・・


桃 「でないな・・・」



ぷるるるるる、ガチャッ!



桃 「おお!でたっ!」


? 「もしもし?」


桃 「あ、もしもし桃だけど」


? 「あら〜桃君。どうしたの?」


桃 「その声は・・・おばーちゃん?」


祖母 「そうですよ」


桃 「ちょっと母さんに用事なんだけど、母さんいない?」


祖母 「あら、ちょうど今出かけているのよ・・・」


桃 「あ、そうなんだ。んでどこ行ったの?」



祖母 「レオちゃんのご飯を買いに行ったのよ」



桃 「・・・」


母さん・・・





息子より犬ですか?



息子が餌に困っている時に






犬の餌を買いに行っているのですか?




おい、






早く帰ってこい。




祖母 「それでどうしたの?急用なのかしら?」


桃 「まぁ急用といえば急用かな。


とりあえず母さんが帰ってきたら


僕が電話してくれって言っていたと伝えてくれる?」


祖母 「ええ、わかりました」


桃 「それじゃ、また。体には気をつけて」


祖母 「はい、ありがとう」


ガチャッ


桃 「・・・」


ううーむ・・・


こんなこと言いたくないが





おばあちゃん、伝えるの忘れそう・・・



でもとりあえずは、


おばーちゃんの記憶力を全面的に信用して、


ここで電話が来るのを、日が沈むのと一緒に待とう。



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【2006.04.18 Tuesday 14:08】 author : 桃忍者
| 神様の宝石でできた島 | comments(1) | - |
スペサタイト・ガーネット
神様の宝石でできた島(第二石)


太陽は僕だけを残し西に沈んだ。


世間一般ではもう「夜」と呼ばれる時間である。


こんにちは、桃忍者です。


抽象的な時間表現をやめて、御伝えすると


時間は午後8時である。


日本時間にすると午後9時。


おばあちゃんに電話してくれと


母さんに伝えてと頼んでから、


何時間という「単位」が僕をすり抜けたのだろうか。


そう、僕はあれからずっと電話を待っているのだが


電話が鳴らない。


こうなるともう・・・






おばーちゃん、絶対忘れてるよ。



仕方ない。


借金の取立てみたいで嫌だけど


こちらから電話することにしよう。


ぷるるる・・・


桃 「・・・」


ぷるるる、ガチャッ!


母 「もしもし?」


桃 「ああ、母さん?桃だけど」


母 「あら、久しぶりね。どうしたの?」


桃 「いや、昼に電話した時、おばーちゃんに


電話するように伝えたんだけど聞いてない?」


母 「あらほんと?聞いてないわよ」


桃 「・・・そっか」


母 「それに私が家に帰った時には



おばーちゃんもう寝てたわよ。



早っ!


それテレビチャンピオンとかでれるよ。


まぁ昔からよく眠るおばあちゃんだと思っていましたが、


まさか最近になって






太陽より早く沈む荒技を身につけていたとは・・・



さすがは僕のおばあちゃんです。



桃 「そりゃまた随分と早くねたもんだね」


母 「そうなのよ。何でもいいから起きていて


テレビでも見てれいば?って言っているのだけど


これがもう・・・すぐ寝るのよ」


桃 「へぇ・・・そうなんだ」


母 「それにこないだなんてひどいのよ!私がせっかく・・・」


桃 「ちょ、ちょっと待って」


母 「なに?」


桃 「母さんの話も聞いてあげたいんだけど、


今こっちからかけているから


長話していると電話カードがなくなっちゃうよ」


母 「あら、そうだったわね」


桃 「それで用件なんだけど、母さんさ


4月の生活費はいつ頃に送ってくれるの?」


母 「生活費・・・あら?




送ってなかったかしら?




母さん・・・





冗談ですよね?



4月も終わりに入ろうとするのに






4月の生活費をまだ送ってないなんてことは。



桃 「いや、まだ送ってもらってないよ!」


母 「ええ・・・?そうだったかしら・・・?」


桃 「・・・」





疑ってるよ、この人。



実の息子のことを






ペテン師か何かと疑ってるよ。




桃 「嘘じゃなくて、本当に送ってもらってないから!」


母 「はいはい、じゃあそういうことにしておくわよ」



ええ?






何その投げやりな態度。




だから本当に貰ってないんだってば!


桃 「と、とにかく送ってもらえるかな?」


母 「ええ、わかりました。それじゃあ・・・






5月の末に、5月の生活費と一緒に送るわね。




桃 「・・・」



あの・・・






できれば「逆」でお願いします。




5月の末に、5月生活費と一緒に送るんじゃなくて



4月の終わりに、5月の生活費も一緒に送って下さい。



桃 「母さん?とりあえず4月分だけでいいから至急送ってよ。


それでもし、余裕があるなら5月分も一緒に送って」


母 「はいはい、ならそうするわ」


桃 「・・・うん、助かるよ」


母 「あ、そうそう!思い出したわ」


桃 「え?なに?」


母 「あんたお父さんからのメールに返事してないでしょ?」


桃 「・・・あ、うん」


母 「お父さん、怒ってたわよ〜」


桃 「・・・」


この時、僕はまだ知らなかった。


既に自分が不幸の沼に、足を踏み入れてしまっていたことに。


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そして盛り上がるのはまだまだ先か?この御話。
【2006.04.23 Sunday 00:14】 author : 桃忍者
| 神様の宝石でできた島 | comments(6) | - |
ペリドット
神様の宝石でできた島(第三石)


実は父さんからメールが届いていました。


こんにちは、桃忍者です。


そして僕はそのメールに返信してません。


だからジャスティス父上は御怒りのようです。


メールを無視しているのだから、怒るのは当然かもしれません。


でもそれにしても、なんか父さんって





いつも怒ってる気が。



母 「お父さんからのメールは届いているのでしょ?」


桃 「あ、うん」


母 「じゃあなんで返さないのよ?」


桃 「なんか、就職先のこととかのメールだから


ちゃんと考えてから返そうと思ってさ・・・」


母 「ふーん、まぁなんでもいいけど


早くしないとえらいことになるわよ・・・」


桃 「・・・」


えらいことになる・・・か。


母さんの優しい忠告が僕の身に沁みます。


でもひょっとしてそれって




もうえらいことになってるんじゃ・・・



手遅れな感じがプンプンします。



桃 「わ、わかった。できる限り早く返信するよ」


母 「そうね。そうした方がいいわよ。ああ、


それはそうと、他に送って欲しい物はあるの?」


桃 「え?ああ、そうだなぁ。


しいていうなら・・・小説とかかな」


母 「あら?めずらしいわね。誰の小説?」


桃 「村上春樹さん」


母 「・・・」


母さんは沈黙した。


僕はその理由を知っている。


実は僕の母さんは



村上春樹さんの小説が嫌いなのである。



読書家である母さんの部屋には


たくさんの本が置いてあるが、村上春樹さんはない。


逆に言えば


僕の部屋には村上春樹さんしかない。


その他の小説は一冊もないのだ。


他にある本といえば


寄生獣という漫画か、エロ本か。


もちろんエロ本は隠してある。


そこのところは・・・





抜かりなりなくやる。



でも元々はもっと他にも漫画はあった。


しかし僕が留学しているうちに





ほとんど捨てられてしまった。



ひどい話である。


ではなぜ「寄生獣」だけは焼却を免れたか?


その理由は、いつかまた別の御話しでするとしよう。


とにかく今僕が母さんに言っているのは


新しく本を買って送るのではなく、


僕の部屋に置いてある村上春樹さんの本を


ついでに送って下さいということなのだ。


いい息子じゃないか。


思いやりがあるじゃないか。


だから自信を持って言ってやった。


桃 「なに?なんか不都合でもあるの?」


母 「・・・」


桃 「別に言いたいことがあるなら、言えばいいじゃん」


母 「あんた・・・まだあんなの好きなのね」


桃 「・・・」


おい、



「あんなの」とはどーいうことだ。



母さんは分っていないんだ!


読んだことないから分らないんだ!・・・あの良さが。


桃 「別にいいじゃん、そこは自由でしょ」


母 「私が言いたいのは25才にもなって


あんなのをまだ読んでいるのは問題ということなのよ」


桃 「は?それは母さんの勝手な主観だろ?」


母 「桃っ!考えてもみなさい。


私は近所の人に・・・






「家の息子は村上春樹が好きなんですの」



そんなこと恥ずかしくて、言えたものじゃないのよ?」



桃 「・・・」




何ですか?それ。



普通はそんな会話しないと思います。


でも、もしも・・・


もしもそんな会話をするのだとすれば






まともな町内会じゃない。




桃 「あの・・・言ってることが


よく分らないんですけど・・・」


母 「だからいいかげんにしないさいってことよ!


あんたいったいいつまであんな・・・






あんな「官能小説」読む気なのよ!?




桃 「・・・」


ふざけるなよ・・・


官能小説だと!おい!?


村上春樹さんの小説は「あれ」とは全く違う!


あんな・・・





僕がエロ本を買う勇気がなかった時に

買っていた本とは全く別物なんだ!





馬鹿にするにもほどがあるぞ、母さん!


言ってやる・・・ガツンと言ってやる!


でも「ガツン」の続きはまた後日。


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そして次回、盛り上がると見せかけて盛り下がるこの御話。
【2006.04.27 Thursday 23:55】 author : 桃忍者
| 神様の宝石でできた島 | comments(12) | - |
ムーンストーン
神様の宝石でできた島(第四石)


僕の好きな小説家が母さんに馬鹿にされた。


こんにちは、桃忍者です。


もう我慢がならない状態である。


あまりないことなのだが、僕はいと御立腹なのである!


「でもそんなに怒らなくても・・・」


そう思われるかもしれない。


しかし僕はただ単に


村上春樹さんの小説が好きなだけの人間ではない。


もちろん彼の小説が好きなことは確かだ。


だが他にも理由がある。


こんなことを言うと


「また訳の分からないことを・・・」


そう思われてしまうかもしれないが、


実は僕と村上春樹さんは






「欲求」のサイクルが似ている。



要するに「同属好意」が沸いたのだ。


その根拠となるのが村上春樹さんの


「うずまき猫のみつけかた」という本。


この本の最後に寿司について


村上春樹さんと安西水丸さんが語った記事が載っている。


失礼を承知で前半部分はカットして、


後半部分をこの場にて抜粋させて頂くことにしよう。


村上 「それでですね、客の立場から見て、


寿司屋で僕が一番好きな客って


いうと、やっぱり不倫のカップルですね。


男が四十代後半から五十代、女が二十代後半って感じ。


ひそひそっと隅っこで意味ありげな話なんかしてね。


いかにも寿司屋らしくていいですよ。


サマになるし。だいいち静かだし。


「これからやるんだな」って


カップルって、雰囲気でわかりますよね」


水丸 「もちろんわかるね、ふふふ」


村上 「でも僕は個人的には、寿司を食ってからやるよりは、


やってからゆっくり食べる方がいいですね」


水丸 「そんなのいないよ、普通は食べてからやるもんだよ」


村上 「そうかなあ、僕が変なのかなあ。


でもさ、やってる最中に


この女はさっきトロとあなごとウニを食ったな、


なんて思い出すと感興がそがれませんか?


おなかの中にそういうのが入っているのかしら、とかさ。


ちょっと生臭くない?」


水丸 「そんなこと、誰も思わないよ。


それにさ、終わってから寿司食べたりしたら、


その方が逆に生々しいよ、ちょっと思い出したりしてさ(笑い)。


それじゃブニュエルの世界だよ」


村上 「でもさ、終わったら腹減りませんか?」


水丸 「減らないよ。あとは寝るだけだよ。


セックスしたあとで寿司食うなんて、そんな奴いないよ。


村上君くらいだよ」





桃 「・・・」


水丸さん?


そんな奴は村上君くらいと仰いましたが





実は僕そんな奴です。



ピザとか食べたりします。


実は僕はこの本を読んで初めて


自分が「少数派」であることに気がついた。


だが今思い返してみると、


確かに少しおかしい人だったのかもしれない。


町娘が寝てしまっている横で





僕だけピザを食べてる。



もしも、隠しカメラでもあった日には





「なんだこいつ!?ピザ食ってるよ!」



そんな風に「裏」で誰かが驚いていたことだろう。


しかしこちら側から言うと


S○Xの後にすぐ寝る方が


違和感に溢れているように感じてしまうのだ。


一体なにがどうなって


「食欲→性欲→睡眠欲→食欲→性欲→睡眠欲」


こういう流れになるのか


本当に不思議に思ってしまうのである。


ちなみに僕の流れはというと



「性欲→食欲→睡眠欲→性欲→食欲→睡眠欲」


こうなっている。


だから僕はつい最近まで


「睡眠欲」の後に「性欲」が来るからこそ






僕等は朝勃ちするのだと信じていた。




正直、村上春樹さんと


この異論まで一緒とは考えにくいが、


少なくとも彼はS○Xの後に


ご飯を食べたいタイプであることは確か。


そんな希少な同種である村上さんを


官能小説家と言った母さんに、僕が怒るのは当然である。


いやいや、怒るどころか


「民の鉄槌」を加えてやってもいいくらいだ!


この際ガツンと言ってやる!


・・・いや、正確には言ってやりたい。


でもそんなこと言ったらたぶん・・・






4月どころか仕送り自体が止まる。



だからやっぱり穏やかに頼もう。


続きは後日。


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今日の話は楽でした!というかほとんど抜粋・・・
【2006.04.28 Friday 21:07】 author : 桃忍者
| 神様の宝石でできた島 | comments(9) | - |
スピネル
神様の宝石でできた島(第五石)


とりあえず穏やかに話すことにした僕。


こんにちは、桃忍者です


そう心に誓った僕は母さんに言います。


桃 「母さん、まぁ村上春樹嫌いなのは分ったけど


とりあえず僕は読みたいんだよ。だから


世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド


上下巻だけでいいから、送ってもらえる?」


母 「・・・」


桃 「って聞いてる?」


母 「・・・」


桃 「ねえ!聞いてんの!?」


母 「うるさいわね!他にいい本がたくさんあるんだから


どうせ読むなら、もっと違う本を送ってあげるわよ!」


桃 「は!?なに!?別に違う本もいいけど、


それと一緒にハードボイルドも送ってくれよ!」


母 「・・・考えておくわ」


桃 「てか考える必要なんかないじゃん!いいから送れ!」


母 「・・・」


桃 「おい!」



ぷーぷーぷー・・・



あれ?


電話が斬れた。


あ!?そうか、電話カードが無くなったのか。


それに気がついた僕は


急いで机から新しい電話カードを出してきます。


このカードを使って





本当はもっと他の人に電話したかったのに・・・



残念なことに





用途が自宅のみ。



悲しい。


しかし、それでも僕はかけます。


あのままでは届くかどうか心配なので


とにかくもう一度だけ・・・


村上春樹を送ってくれと釘を刺しておこう、


僕はそう思いました。


ぷるるるる・・・


桃 「・・・」


ぷるるるる・・・


桃 「・・・おい」


ぷるるるるる・・・・


桃 「・・・おいおいおい」



ぷるるるる、ガチャッ!



桃 「ちょっと母さん!でるの遅いよ!」




父 「いや、父さんだ」



桃 「・・・」






いや、なんでだよ。




なんであんたが出てくるんだよ!


おい!


あの蟹女をだせ!



いいからあいつを引っ立てて来いっ!



桃 「・・・あれ?か、母さんは・・・?」


父 「母さんは風呂に入ってしまったぞ」


桃 「・・・」


お、おのれ・・・



逃げたな。



そして






よくも父さんにパスをだしたな。



嗚呼・・・






今すぐこの電話をきりたい。



父 「おまえ、母さんに怒鳴ったそうだな?」


桃 「いや・・・決して怒鳴ったわけでは・・・」


父 「母さんは怒鳴られたと言っていたぞ?」


桃 「そりゃ少し大きい声だったかもしれないけど


怒鳴ってはいないよ・・・たぶん」


父 「まぁとにかくおまえは感謝が足りない男だな」


桃 「す、すいません」


父 「それよりメールの返事がまだなのだが、


これはどういうことだ?」


桃 「そ、それは僕もいろいろ考えているので、


もう少し時間を下さい」


父 「そうか。なら、どうして


もう少し時間を下さいというメールを私にださなかった?」


桃 「いえ、ですからそれは・・・」


父 「そういう所がおまえは駄目なのだ。


だいたいこれから社会にでようとしている人間が・・・



(以下、長い説教は省略)



父 「分かったか?」


桃 「・・・はい、これからは気をつけます・・・」


父 「それじゃあ、電話きるぞ」


桃 「はい」



ガチャッ、



ツーツーツー・・・・



桃 「・・・」


母さん、僕が悪かったよ。


身にしみて分ったよ。


母さんに反発することがどれだけ愚かなことか。


反省しております。


だから母さんさ・・・





電話カード送ってくれ。



悲しいかな・・・



父さんの説教のみで、ほとんど使い斬ってしまった。


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気持ちは69位です

生活費と村上春樹の行方は次回明らかに。
【2006.05.01 Monday 16:18】 author : 桃忍者
| 神様の宝石でできた島 | comments(8) | - |
エメラルド
神様の宝石でできた島(第六石)


父さんに説教をされたが、頼むべき物は頼めた。


こんにちは、桃忍者です。


後は仕送りと村上春樹さん著、


「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の


到着を心の底より待つばかりである。


すると、どうでしょうか?


あの電話から8日後・・・


無事に家から荷物が届きました!


母さん、


ありがとうございます。


おばあちゃん、


寝すぎに注意しましょう。


あれではまるで



熊の冬眠ですよ。



父さん、


基本的に話長すぎです。


そんな家族への思い、それも今となれば心地よい。


さぁ、気分高揚中の僕はビリビリと包装を破ります。


ガサガサ、


まずは「封筒」を肉眼で捕捉。


開けてみると


その中には4月の生活費はもちろん、


5月の生活費もちゃんと入っておりました。


母さんにしてはめずらしく気が効いております。


でも・・・


手紙が入ってない。


家族から久しぶりに来た封筒の中身が



福沢諭吉のみ。


味も色も何もありません。


普通「体に気をつけて」みたいな一言コメントを


同封するべきだと思うのは、僕の勘違いでしょうか?


でもまぁ



実にうちの家族らしい。



そんなことを思っていると


箱の中にまだ何か入っていることに気がつきます。


そうです、本ですっ!


僕は逸る心を抑えながら、取り出してみます。


ガザガザ・・・











ちゃ、ちゃんと二冊あります!


結局、母さんも息子には甘かったということでしょうか?


とにかく母さん、ありがとう!


そんな感謝の気持ちで満たされた僕は


早速ベッドに寝ころびながら、村上春樹の本を拝見。


桃 「・・・」






あれ!?



あれあれあれ!?



おいおい母さん!











なんだよ!この本。


いや、別に僕はこの本が面白くないと


床にブチ撒けたいわけではありません。


ただですね・・・











確かに25才なのにまだ大学生だけど、


別に働くのが嫌だとまでは言ってないよ!


母さん、あなたはどうして


言った通りの本を送ってくれないのだ。


僕が頼んだのは村上春樹著、


「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」


二冊とも何もかすってないじゃないか。


「ハードボイルド」と全く関係ないじゃないか。


しかし、よくよく見てみると・・・











でも母さん・・・






普通そこを攻めますか?



ったく何なんだよ、このボブマーリー。


けど実は薄々・・・感じていたんです。


母さんが村上春樹と一緒に他の本も


送ってくるんじゃないか・・・と思っていたんです。


でもまさか



他の本だけ送ってくるとは思わなんだ・・・


そして桃語は終幕へと、父さんがくれた


ハードボイルドなメール内容の公開へと向かう。


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さて、次回いよいよクライマックスです。
【2006.05.03 Wednesday 12:50】 author : 桃忍者
| 神様の宝石でできた島 | comments(7) | - |
ブラッドストーン
神様の宝石でできた島(第七石)


お金は届いたが、もう1つの願いは実らなかった。


こんにちは、桃忍者です。


卒業試験の勉強の合間に読書でもしようという僕の願いは


鏡のように割れてしまい、落ちた破片を繋ぐことはできない。


一体どうして、こんな「結末」になってしまったのか?


いつから僕のバイオリズムは乱れ始めたのだろうか?


それはやはり母さんに言われたあの一言、


「あんたお父さんのメールに返信してないでしょ?」


この辺りからだったと僕は思っている。


あのメールを無視したことが、事の元凶に思えて仕方ない。


正直、父さんのメールを無視した僕が悪いは明白だ。


でも、就職先などのことなので


答えづらかった僕の気持ちも分って欲しい。


そして、この桃語の終幕を鮮やかに飾るために


その父上ハードボイルドメールを紹介させてもらうとしよう。


そう、あれは4月初めに・・・



本来、仕送りが届くべき時に送信されて来た。



件名:今後の日程


差出人:正義(ジャスティス)



>桃君へ。


>今後の日程予定をメール下さい。


>具体的には


>1)卒業は何時?(何月何日)


>2)卒業後はどうするのか?(就職先は?)


>経済的援助は卒業までが、精一杯ですので、


>そのつもりで経済的に余裕ができるよう頑張って下さい。


>(あればあるだけ使うのではなく、貯めることが必要です。)




桃 「・・・」






耳が痛い。



当たり前かもしれないが、


父上のメールの中には「留年」という




有り得そうな選択肢は提示されていない。



僕自身も、これ以上は親に迷惑をかけたくないので


何としても、それだけは避けねばと思っている。


それは父上や母上や祖母のためなんかじゃない。





僕の命を継続させるためにだ。



本当は就職先も考えねばいけないのだが、


僕にそんなキャパシティはない。


そもそも卒業できねば、就職なんてできないのだ。


それにどうせ日本にちょくちょく帰り、


就職活動できるわけでもないので、


とりあえず目下卒業に向け、この身を粉にするとしよう。


そんな決意を固めたのも束の間、僕は衝撃を受ける。


実は上に貼ったメールには、続きがあったのだ。


それがこれである。



>逆に父も、はや65才になりますので、


>銀行融資の申請が出来なくなるので、


>申請名義をお願いするかもしれません。その際は宜しく。





ええ!?






父さんって65才なの!?



初めて知った・・・


そして恐ろしいことに気がついた。


父上が65才ということは



僕は父上が40才の時にできた子供だ。


なんてことだ。


なんて40才なんだ。


父さん、一体あなたは・・・





なんて元気な40才だったんだ。



僕が末っ子ならば、まだ話は分る。


しかし僕は独りっ子で長男なのだ。


だが、どうやら結婚が遅かったわけではないらしい。


だからきっと子供は創らない主義だったんじゃないだろうか。


でも何故か僕はこの世に落とされた。


父上はそこに迷いを感じなかったのだろうか?


母上の年齢的なリスクを不安に思わなかったのだろうか?


僕は父上に敬意を表します。


40才にして、少しも衰えぬその行動力と精神力、


あなたはもう「商社マン」なんかじゃない。



あなたは暴れん将軍だ。



そして、その息子である僕は・・・











そう考えると「卒業」や「就職」なぞ、いと容易きこと。


奇跡でできている僕等は、きっと奇跡を起こせるのだから。


桃 「・・・」


・・・しまった。


つい「ロマンティック」なことを言ってしまった。


しかしバレてしまった以上は仕方ない。


今まで隠してきましたが、実は僕・・・





「ロマニー」なんです。



今まで黙っていてごめんなさい。


でも今日はどうしても皆さんに伝えたかった。


部屋でロマネコンティを飲みながら


ふと思った僕のこの気持ちを。


そして今日は、もう1つだけ皆さんに伝えたい。


桃忍者からロマンティックを届けたい。


ふと思ったのですが・・・












父さん!あなたはとっても偉大。


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「神様の宝石でできた島」残すは後書のみです。
【2006.05.05 Friday 09:28】 author : 桃忍者
| 神様の宝石でできた島 | comments(7) | - |
ラピスラズリ
神様の宝石でできた島(後書)


7回にも渡った今回の家族話。


こんにちは、桃忍者です。


この話を読んで、こんな心配をして下さった方がいます。


僕の父親の名前のことです。


前回のメールの差出人部分なのですが、


「正義(ジャスティス)」そう書きました。


それを見て、これが父の本名と心配したようです。


言われてみると、確かに「まさよし」と読めます。


ネットの世界ですし、本名は危ないと思ったのでしょう。


でも父は「まさよし」という名ではないので御安心を。



彼の名はジャスティスです。


そもそもジャスティスという父の名は


幼い頃から周りの友達がこぞって


僕の父のことを、そう呼んでいたことに由来します。


ではでは、僕の幼き日にタイムスリップを。


神社で遊んでいた、Kと僕とO。


すると、その視界に父が歩いてるのが入ります。


K 「おい!あれ・・・ジャ、ジャスティスだ!」


O 「ほんとだ!ジャスティスが道を歩いてる!」


桃 「そりゃ人間なんだから歩くよ・・・」


K 「挨拶しなきゃ!」


O 「おう、いこうぜ!」


桃 「別にいいって・・・あ、おい!待てっ!」


タッタッタッ・・・(皆で父に駆け寄る)


K 「桃のお父さん、こんにちは!」


O 「こんにちは!」


桃 「・・・」


父 「おお。はい、こんにちは」


桃 「・・・」


父 「おい桃、こんにちは、はどうした?」


桃 「あ、はい。こんにちは」


父 「よし」


桃 「・・・」


なんかおかしいよ。


よく分らないけど、何か会話がおかしい!


K 「日曜なのにお仕事ですか?」


O 「うんうん」


父 「これからちょっと外国に行くんだよ」


K 「へぇーすごいなぁー」


O 「うんうん」


桃 「ふーん、また出張ね」


父 「おい、桃。何だその言いぐさは。


私はおまえを養うために行っているのだぞ?」


桃 「は?そんなの親なんだから、当然でしょ」


父 「おい桃!もう一度いってみなさい!」


桃 「・・・」


父 「・・・まぁいい。時間がないから私はもう行くからな」


桃 「ふんっ」


そんなふてくされた態度を貫いたまま、


小さくなっていく父さんの後姿を見ていた気がします。


嗚呼、なんて可愛げのない餓鬼。


あれから15年、僕も大きくなりました。


咬みつくことをやめ、媚をうることが賢いと知りました。


大学卒業も、あと一歩のところまで来ています。


5月12日の卒業試験を合格し、


その後の卒業論文もパスすれば無事卒業です。


しかし、僕は少々プレッシャーも感じているのです。


「25才」という年が僕の肩にのしかかり、


更に「卒業試験に落ちたら留年」という言葉が油を注ぎます。


そんな時でした。


ぷるるるる・・・


突然、電話が鳴ります。


ガチャッ!


桃 「もしもし?」


父 「もしもし?ああ、父さんだ」


桃 「おお、どうしたの?」


父 「いや、おまえもうじき進級試験だろう?」


桃 「・・・」



・・・父さんっ!


僕はうれしいっすよ!


さすが自分の息子のことはよく分っているのですね。


きっと桃のことだから


プレッシャーに押し潰されているだろう。


ここは励ましの電話でもして、肩の荷を降ろしてやるか。


これはきっとそんな親心から、かけた電話です。



桃 「そうだよ。もうじき進級試験だよ」


父 「別に言う必要もないと思うのだが、




留年なんてしたら、どうなるか分っているな?





おい、そこ励しておくれよ



父さん、父さんっ!


それは「励まし」じゃなくて


「追い討ち」じゃないですか!



あんた・・・



僕の胃に穴を空ける気かよ!



桃 「・・・わ、わかっています」


父 「それならいい。とにかく前日は早く寝るのだぞ。


くだらないミスで留年なんてしないようにな」


桃 「はい。でも・・・やるだけやってみますけど、


万が一、万が一ですよ。留年したら僕は一体ど・・・」




父 「万が一なんてない」



桃 「・・・」



「万が一」とか無いそうです。



父 「おまえ、本当に分かっているのか?


その年まで学生をやらせてもらっていることが


どれだけ恵まれていて、どれだけ甘やかされていることか」


桃 「・・・はい、すいません」


父 「いいか、はっきり言っておくぞ。


もうこれ以上は私も手助けできないからな。


26才にもなって大学生を


やらせてもらっていることを少しは感謝してくれ。


桃 「・・・」


おい、父さん・・・






僕は25才です。



独り息子の年を間違えないで下さい。


それにしても何なのでしょう?


「26才まで大学生でいられることを感謝してくれ」


そんなこと、言われなくても感謝しています。


でも、どうせなら感謝のついでに・・・


26才まで学生していて良いですか?



だって・・・






息子の「年齢」間違えるんだもの、この人。



しかし僕はそこまで親不孝者じゃないです。


桃 「父さん、僕まだ25才なのだけど・・・」


父 「・・・ん?・・・あ」


桃 「・・・」


父 「そ、そうか。25才か。なら今年でいくつだ?」


桃 「今年の11月で26才です」


父 「まぁあれだ。それなら・・・




26才みたいなものだ。



桃 「・・・」



ジャスティスの名の由来、ここにあり。


それはさて置き、


僕の家族話は意外と人気みたいなので


またしばらくしたら書こうと思っています。



悲しいかな、まだまだあるぞ、家族絡みの大惨事。



しまった、つい一首詠んでしまいました。


ではでは


「神様の宝石でできた島」


これにて終幕です。ありがとうございました!


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無理は承知。だからこそ、もしも成れたら「あれ」を公開します。


これからも絵巻をよろしくどうぞ。
【2006.05.08 Monday 16:54】 author : 桃忍者
| 神様の宝石でできた島 | comments(9) | - |
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