雨でも枯れ木に咲かそうティッシュの花 〜2005.09.28〜
 
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【2009.05.26 Tuesday 】 author : スポンサードリンク
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ブラックアウト (第1話)
つい最近まで中国で暮らしていた僕にとって


メールというのは「心の支え」みたいなものだった。


こんにちは、桃忍者です。


中でも友達のちょっとしたメールは、なかなかうれしいものだ。


だがここで忘れてはいけないのは、家族からのメールである。


世界でたった1つの家族、きっと中国で暮らす僕のことを


一番心配してくれているのは他の誰でもない、家族であろう。


「元気にしてますか?」「体には十分きをつけて」


そういった家族からのメールには、心温まるものがある。


だが・・・心温まるものだから問題なのだ。


なぜなら僕は






親からそんなメールをもらったことがない。



何せ基本的にうちの家族は僕に連絡しない。


いつぞやに紹介したように、ごくたま〜に


卒業後の予定などを尋ねた淡白メールが届くくらいである。


でもだからこそ


家族からのたま〜に来るメールには期待してしまう。


メールボックスに父上からのメールが来ていると


一見、家族愛など無縁に見える人達だが


なんだかんだ言って、僕のことが心配なんだろうなぁと思う。



あれは3年前のある冬のことだった。


僕の下へ父さんから一通のメールが届く。


しかし件名がおかしいのだ。






「住居移転の報告」



件名にはそう書いてあった。


間違って仕事関連のメールを僕に送ってしまったのかな?


そんな風に思いながらメールを開いてみた。


するとそこにあった文章は




>下記の住所に移転しました。

>○○県○○市○○町○○―○○


以上、父より



桃 「・・・」





なにこれ。



移転?・・・移転ってなんだ!?


引越しってことか!?


おいおい、全く聞いてないよ!


如何に海外に留学中とはいえ、



普通、息子に何も言わずに引越しする?



じょーだんじゃないよ!


もう怒りと動揺で、頭の中がメチャクチャだ。


僕はたまらず実家に電話してみることにする。



ピポパポピ・・・



だが返ってきたのは・・・





「おかけになった番号は現在つかわれておりません」



あ、あいつら・・・



本当に引越しちゃってるよ。



そもそも何で引越しなんかしたんだ!?


ま、まさか・・・






夜逃げ?



深まる謎。


僕は答えを知るべく


父上に「至急連絡下さい」とメールしてみた。


だがこのメールを打ったのが間違いだったのだ。


次の日、僕は自分から要求したのにもかかわらず、


親から来るであろう「その電話」にひどく怯えていた。




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3連休ですね。皆さんどう御過ごしですか?
【2006.07.15 Saturday 17:48】 author : 桃忍者
| ブラックアウト | comments(17) | - |
ブラックアウト (第2話)
何の相談もなしに親に引越しされた僕。


こんにちは、桃忍者です。


たまらず「至急連絡下さい」とメールしたものの


僕はそれを後悔していた。


皆さんに言いたいのは、この際引越しした理由は


もうどうでもいいということだ。


なぜなら引越しの理由なんかより、


もっとマズイことに気がついたのだ。


実は、実家の僕の部屋には





よからぬ本がたくさん眠っていた。



いや、たくさんなんてもんじゃない。


むしろ・・・






エロ本しかない状態なのだ。




「エロ本なんて男の子なんだから当たり前!」


確かにそうだ。


うちの親だって僕の年を考えれば、


エロ本があることに関して、どうこう言うとは思わない。


しかし、それはあくまでそのエロ本が




一般的なエロ本の場合だ。



実は僕の部屋に眠っているエロ本は






とんでもないアウトローなのだ。



僕の友達にJというキチガイがいる。


そしてこのJは・・・





熟女マニアなのである。



迷惑極まりない話なのだが、彼は僕の部屋に遊びに来た後に


熟女のエロ本をダイオキシンのごとく散布していくのだ。


僕は仕方なく、そのキチガイ本をどこかへ隠す。


「そんなの捨てればいいじゃん」と思った、そこの町娘。


侍には分かると思うが、


エロ本を捨てるというのは物凄くめんどくさいことなのだ。


まぁちょっと考えてみて欲しい。


家の雑誌を捨てる場所に、エロ本を捨てられるだろうか?


たとえそれができるとしても、


親への礼儀として、そこは避けるべきなのだ。


かといって外のゴミ捨て場まで持っていくのも実際めんどくさい。


故に


熟女本が溜まりに溜まるのである。



僕の意思とは無関係に溜まる。


問題なのは、僕にとってこの本が


今夜のオカズにならないことだ。


オカズにもならないエロ本が、どんどん溜まっていく。


そしてオカズにもならない本が溜まるから・・・





精子もどんどん溜まってしまう。






嗚呼、なんという悪循環。



しかし、この説明でこれを読んでいる皆さんには


僕が熟女好きではないことは、分かっていただけたはずだ。


だが・・・父上母上はそれを分かっていない。


だからマズイ。


絶対に見つかってはいけないんだ。


あの・・・






「新鮮!熟女!」なんていう本は。



そもそもこの題名からしてキチガイである。


はっきり言って



新鮮なのか熟れてるのか、全く分からない。



そしてそんな本が親に見つかった日には


殺されるか半殺しの刑なのか、僕には分からない。


この場合、何より気になるのは母さんだ。


自分の息子が熟女好きと知ったら母さんはどう思うんだろうか?


普通ならきっと



自分が息子の許容範囲



そんな風に勘違いするんじゃないだろうか?


いや、もっと正確にいえば






自分が息子の息子の許容範囲



そう感じ、怯えるんじゃないだろうか?


そしてきっとそのことを父上に相談する。


父さんは怒る。


・・・



僕は死ぬ。


当たり前である。


何せ、もしも僕が熟女好きになってしまうと


残念なことに父さんから見た僕は



恋敵となるわけだ。


ここまでくるともう・・・家庭崩壊だ。


いや、きっとそんな抽象的な事じゃすまない。


僕自身が父さんの手によって


物質的に崩壊することになる。


そんなことを考えていたら、冷や汗が止まらなくなってきた。


すると


ぷるるるるるる!



突然、電話が鳴り出す。




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次回でブラックアウトは終わりです。
【2006.07.19 Wednesday 17:09】 author : 桃忍者
| ブラックアウト | comments(27) | - |
ブラックアウト (第3話)
部屋の片隅で1人怯えている僕。


そんな時、家の電話が鳴り出した。


こんにちは、桃忍者です。


電話は鳴っているのだが、僕は一歩も動けない。


母上に何を言われるかが、恐ろしくて仕方が無いのだ。


考えてみて欲しい。


自分の母親に





「あんた、私のこと・・・そういう目で見てたのね!?」



そんな罵声を浴びる可能性があるんだ。


挙句の果てには、自分の父親に





「よく聞け、桃・・・おまえに母さんは渡さないぞ!」



そんな「対抗馬宣言」をされる可能性があるんだ。


しかし、こんな所でうずくまっていてもラチがあかない。


僕は震える手で受話器をとる。


ガチャッ



桃 「も、もしもし」


母 「もしもし?」


桃 「おお・・・」


母 「桃君?母さんよ、母さん」


桃 「あ・・・うん」


母 「なに?どうしたの?」


桃 「え?何が?」


母 「いや、あんたが電話してくれってメールしたんじゃない」


桃 「あ、そっか」


母 「何よ、変な子ね」



おや?


いつもと変わりないな・・・。


なんだなんだ、どーいうことだ?これは。


ふむ、ここは1つバレてないと想定して話をしてみようか。



桃 「いやさ、なんか引越ししたって書いてたじゃん?


こっちから連絡しようと思ったけど、番号しらないし」


母 「あら?新しい家の番号書いてなかったかしら、


それはうっかりしてたわ。そうなよ、引越したのよ」


桃 「やっぱ本当に引っ越したんだ!?」


母 「本当に決まってるじゃない」



ここに来て、僕は冒険してみることにする。


エロ本の行方を尋ねるのだ。


やってやる!僕はやってやるぞ!


桃 「あのさ、僕の部屋の荷物とかなんだけど・・・



あの辺の物はどうしたの?」



母 「あんたの荷物?


そんなの全部いっしょにもってきたわよ」


桃 「!?」


も、もってきた!?



「新鮮熟女」も一緒に!?



馬鹿な!


うちの家族ならば、間違いなくあの本は





発見と同時に捨てるはずだ。



これはおかしい・・・絶対に隠された真実がそこにある。



母 「そうそう、荷物で思い出した」


きた!ついにエロ本の文句を言われる時がきた。


神よ、仏よ、ダーブラよ、僕を許したまえ。



母 「引越しするだいぶ前なんだけど


J君が貸してた物を取りに、うちに来たわよ」


桃 「・・・」






でかしたぞ!MrJ!



あっぱれじゃ!おまえ「ヒートガイJ」だよ!


桃忍者の名の元に君を


地雷処理班だと高らかに宣言しよう。


けどまぁ・・・






そもそも、おまえが仕掛けた地雷だけど。



桃 「あ、そう!Jが来たんだ!


そうそう、なんかCDか何か借りてたんだよ!


いや〜返せてよかった、本当によかった!」


母 「CD?あら、やっぱそうだと思ったわよ」


桃 「え?なんで?」


母 「J君ね、荷物取りに来たのに



ほとんど手ぶらで帰ったから」



桃 「て、手ぶら!?」



またまた謎が出てきたしまった。


Jが散布した熟女の数は何十冊にも及ぶ。


しかし奴は手ぶら・・・


これはいったいどーいうことだ!?


僕はいったん家族との電話をきり、


急いでJに電話してみることにした。


ぷるるる・・・



J 「はい、もしもし?」


桃 「もしもし、J?」


J 「あ?おまえ誰?」


桃 「桃だよ、桃」


J 「・・・おお!桃か!


久しぶりじゃん。てかこれ、国際電話?」


桃 「ああ。だからあまり長く話せないんだけど、


おまえに1つ聞きたいことがあるんだ」


J 「んん?なんだ、聞きたいことって」


桃 「おまえ・・・


うちにあった新鮮熟女どーした?」


J 「ああー!あれね。


いやさ、お前んちが引っ越すって聞いて


ヤバイと思って取りにいったわけよ」


桃 「おお、それで?」


J 「でもよ、すっごい量だったから・・・






屋根裏に隠しておいた。



桃 「・・・」


おいJ、






そこは持って帰ろうよ。


ふざけんなよ!


屋根裏ってなんだよ!


何でわざわざそんなことすんだよ!


僕がこんなことを言うのも何だけど


忍者みたいなことするんじゃないよ!


たまらず僕は文句を言います。



桃 「おまえ!屋根裏なんかに置くなよ!


そこはちゃんと持って帰れってくれよ!」


J 「だって、だって・・・






あんなにあるんだもん。



桃 「・・・」






あんなに置いたのは君です。



しかしまぁ、このJの活躍で家庭崩壊は免れたわけなので


僕は文句を言うのをやめました。


そして文句を言う代わりに、謝罪したい。


僕の家を取り壊した仕事人の皆さん・・・





屋根裏から熟女本が湧いてしまい、すいませんでした。




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まだ僕のパソコンが返ってきません・・・たのむよN○C。
【2006.07.23 Sunday 00:40】 author : 桃忍者
| ブラックアウト | comments(22) | - |
ブラックアウト (後書き)
コメントを見ていて思った。


この御話は「親が引っ越したことすら僕に伝えず


僕が帰国して家に行くと知らない人が住んでいた」


そっちの方が御話的には面白かったのかもしれない。


でもさ、そこまでいったら






家族じゃないだろ。



こんにちは、桃忍者です。


「後書き」だけに余談になりますが、


実家が引越しをして初めて帰国した日。


僕はちょっと期待していたんです。


親が空港まで迎えに来てくれるはずであると。


何時出発で何時着の便か伝えましたし、来て当然だと。


しかし空港に着くと



見当たる身内なし。



実際のところは人がたくさん溢れている空港でしたが


僕個人の心境から言わせてもらうと






ひとっこ一人いねーだよ。



そんな思いと重たいスーツケースを引きずりながら


僕はメモ帳に移した住所を片手に空港を出ます。


そして電車を乗り継ぎ、なんとか最寄り駅に到着。


問題はここからである。


僕はタクシーに乗り、運転手さんに紙切れを見せる。



桃 「すいません、ここに行って下さい」


運 「あ、はい。わかりました」


桃 「・・・」


運 「・・・ご旅行ですか?」


桃 「いえ、海外の大学に通ってまして


休みになったので一時帰国したんです」


運 「はぁーそうなんですかー。すると・・・この住所は?」


桃 「自宅です」


運 「ああ、そうでしたか!なるほど、なるほど。


では、そうなると○○交差点を左でいいんですか?」


桃 「わかりません」


運 「・・・」


桃 「いや、本当にわからないんですよ」


運 「ご実家なんですよね・・・?」


桃 「・・・ええ」


運 「ご実家の場所がわからないんですか?」


桃 「はい」


運 「ああー、あれですか!海外生活が長くて忘れたですね?」


桃 「いえ、初めて帰るからです」


運 「・・・ご実家なのに?」


桃 「ええ」


運 「初めて帰るのですか?」


桃 「・・・ええ」


運 「・・・」


桃 「・・・」






いや、何だよこの会話。



そんな怪しい会話をしながらも何とか家に到着。


実家とはいえ見知らぬ家・・・


だが表札は僕の苗字だし間違いなさそうだ。


ピンポーン


インターホンを鳴らすと中から聞き覚えのある声が。


母 「はーい、どちら様でしょうか?」


桃 「あのー・・・息子ですけど○○さんのお宅ですよね?」


・・・今思えば、僕のこの言葉もどうかと思う。


実家に対して○○さんのお宅ですよね?なんて聞いたことない。


加えて「息子ですけど」という出だし。


これは一歩間違えば、何とか詐欺みたいなものである。


しかしそれ以上に問題なのは、


僕の問いに対しての母さんの応対だった。


あの蟹女は、さもそれが当然のようにこう言ったんだ。


母 「あら!?桃じゃない。あんた・・・






よくこの場所がわかったわね。



桃 「・・・」


いや、あのさ母さん。






そう思うなら空港来てよ。




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「ブラックアウト」いかがだったでしょうか?
さて、次回からまた短編、もしくは「不思議の国のアリス」か
「傘の下の君に告ぐ」を贈ろうかなと思っております。
【2006.07.27 Thursday 01:04】 author : 桃忍者
| ブラックアウト | comments(26) | - |
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